手術したときは、ステージ1でそれほど心配していなかった、母の乳がん。
が半年後には、レントゲン上おいらが見てもわかるような転移の跡が。
なんで、80歳なのにこんなに進行が速いのだ。
でも、もしかすると、神様が「もうこれ以上毒親にかかわったら、この娘は、おかしくなってしまう。この母を早めに天国に連れて行って、娘を楽にしてやろう。」と思ってのことかも。
これは、神様のプレゼントなのかもしれない。
余命は1年くらいかな
転移の速さから言って、余命は1年から2年くらいだろう。
とお医者さんが言った。
その間、できるだけ、延命できるように、抗がん剤の治療をすることになった。
抗がん剤にもいろいろあって、「注射・点滴」「内服(口から飲むもの)」。
母のがんは、内服薬では聞かないタイプで、定期的に通って、点滴をすることになった。
しかも、ほぼ毎週。
抗がん剤の副作用はいろいろあるが
抗がん剤の副作用はいろいろある。
が、母は脱毛以外の副作用がほとんど出ず。
ただ、半年ほどして点滴を入れるための血管が弱くなってきたので、「ポート」というものを胸のあたりに埋め込んだ。
このポートに針を刺して、点滴を入れる。
血管は痛まないし、点滴が漏れる心配もない。
運動も入浴もOK。
ポートの埋め込みも、1時間もかからず終わった。
お金がかかる?
がんの治療はお金がかかるとか、TVで言っている。
でも、そんなことはない。
後期高齢者の場合、医療費は1割から2割負担だし、一定額以上の医療費は取られない。
母の場合は、毎週、抗がん剤の点滴を受けに行っていて、病院に払ったのは1か月18000円くらい。
むしろ、タクシー代などのほうが高額だ。
でも、母はそれなりお金を持っていたし、年金もあったので、ほとんど減らなかった。
おいらの負担のほうが大変だった。
何かあれば呼ばれるし…。
父に居所がばれないように、住民票を移していなかったので、医療費控除できないので、おいらの経済は全くメリットなし。
結局、母が持っていた結構な額のお金が、そのまま残ってしまった。
毒父や毒弟に分けなきゃならない。
いっそ、使い切ってくれればよかったものを。
あるいは、おいらに有利な遺言でも残してくれてれば…。
遺言を書くなんて面倒なことは、一切しない、やりたくない人だった。
面倒を散々見て、一番苦労して、何の見返りもなし。
毒親の面倒なんて見るものじゃない。
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