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TVドラマ相棒の社会性

面白かったテレビドラマとか本とか
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 長寿番組「相棒」。

 時々、番組の社会性にドキッとする回がある。

 今週・「先週」と2週連続で放映された「声なき者〜籠城」もその一つ。

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相棒「声なき者~籠城」

 小学生が誘拐され、誘拐犯は一人暮らしの老女の住む家に誘拐しようとした少女を連れて、籠城する。

 誘拐現場には、一人の青年が大けがをして取り残された。

 一見単純な誘拐・籠城事件だったが…。

 実は、籠城の犯人は少女の実の兄。

 そして、誘拐現場に残されたけが人はDV夫に依頼された「連れ去り犯」。

 少女の兄は、家族に暴力をふるう父の依頼した相手から妹を守ろうとしただけだった。

 さらに、連れ去り犯から「お母さんの命が惜しければ、誘拐犯としてふるまえ」と脅迫される。

 このドラマの中で出てきたのが「健全な家族を守る会」というもの。

 「健全な家族の会」は「子供を連れ去る自分勝手な母親を非難し、ネット上で子供と母親の写真を公開」している。

 この、「声なき者~籠城」、DVを受けて、身を隠すように暮らしている母(妻)や子供にとって、身につまされるようなドラマではないかと思う。

 誘拐はともかく、探し回られ、連れ戻され、逃げる場所がなくなるその恐怖。

 終わり方も現実味が十分。

 「パニック発作を起こすような子供の意見は信用できない」と、少女の証言が取り下げられて終わる。

 

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