梅雨時はタチアオイの花が庭だけじゃなくご近所中で咲いている。
タチアオイは、梅雨の初めに咲き始め、梅雨の終わりに咲き終わる。
という特徴を持った植物。
花がきれいでとても丈夫な植物です。
タチアオイとは?
タチアオイは、アオイ科の多年草。
オクラやチョコレートの原料であるカカオ、ドリアン、ハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、綿などもあおい科の植物です。
タチアオイはアオイ科タチアオイ属。
綿はアオイ科ワタ属。
ハイビスカス、ムクゲ、フヨウなどはアオイ科フヨウ属。
タチアオイの花は5月下旬 ~ 8月中旬咲くが、主に梅雨の初めに咲き始め、梅雨の終わりに咲き終わる。
花形は一重から八重。
花色は白,赤,ピンク,オレンジ,黄,黒,紫,複色と様々な色がある。

タチアオイ
高さは1.0mから2m位になる。
12世紀頃の十字軍がシリアからこの花を持ち帰ったことから ”ホリーホック聖地”=「ホリホック」「ホリーホック」と呼ばれることもある。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸から中近東、そこから東アジアに伝播し、日本には中国から薬用植物として持ち込まれたのが栽培の始まり。
中国では「蜀葵(しょくき)」と呼ばれ、漢方薬の蜀葵根(しょっきこん)として胃腸薬や利尿剤として用いられた。
日本では主に観賞用。

タチアオイ
お菓子の材料?
タチアオイの一種であるウスベニタチアオイ(Marshmallow・マーシュマロウ)の根に含まれる多糖類を卵白や砂糖を加え、攪拌してできたのがマシュマロの始まり。

今はマシュマロを作るのにはゼラチンを使ってるけどね。
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ネアンデルタール人も愛した花?
太古の人類、ネアンデルタール人というと、壁画などが有名だが、そのネアンデルタール人の埋葬地イラクのシャニダール洞窟で赤いタチアオイ(の花粉)が発見されたらしい。

タチアオイ赤
砂ネズミなどの動物が花粉を運んだという説もあるが、本当のことは埋葬を行ったネアンデルタール人以外はわからない。

亡くなった人に花をささげたと考える方がロマンがありますよね。
放置状態で毎年咲く
タチアオイは、とにかく丈夫な植物。
何もしなくても毎年花を咲かせる。
日向を好むが半日陰でも花は咲く。
ネットでは「肥料をあげて」とか書いてある。
が、地面に植えるなら、肥料などあげなくても育って花を咲かせる。

タチアオイ
こぼれ種でも育つ。
株分けでも育つ。
冬3m雪が降ってもそのまま春になれば芽を出す。
防寒対策不要。
暑さにも強いので、まず手入れがいらない。

鉢植えの場合は別だろうけど、タチアオイは背丈が高くなるので鉢植えには向いていないと思うな…。

都会で地面に植えられない時は鉢植えもありだと思うよ。

鉢植えの場合は当然地植えより手間がかかるよね。
タチアオイの株分けや株の移動

家では、変な位置にタチアオイが毎年咲いてちょっと困っている。

前に土地を持っていた人が植えてたんだろうね。
株を掘り返して植え替えればいいんじゃない?
タチアオイって株の寿命はあまり長くなくて次第に生育が衰えていくっていうから、ついでに株分けもしたらいいよ。
タチアオイの株分けや株の移動は3月~4月、10月~11月に行う。
できるだけ根を傷めないようにタチアオイの株を掘り、株分けする場合は一株あたり芽が3つ~5つは残るようにできるだけ根を付けて、ナイフやはさみで縦方向に切り分けていく。

秋になったら掘り上げて別の場所に植え替えようかな。

タチアオイは背が高くなるからお庭の奥の方がいいよね。
できれば水はけのよい土のほうが良いらしいよ。
水はけがよいと病気とかになり難いんだって。
春から夏にかけては苗も売っている。
タチアオイの種まき時期
タチアオイのタネまきは4月上旬から5月下旬に行う。
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ちょこ以外の写真もあるよ。
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