熱くなってきました。
脱水や熱中症に注意が必要な季節。
スポーツドリンクや経口補水液が活躍する季節。
簡易版の経口補水液もどきを作ってみましょう。
ついでに、スポーツドリンクと経口補水液の違いや注意点も調べたよ。
スポーツドリンクと経口補水液を比べてみると

ただいま。

おかえりなさい。
お外は暑かったでしょ。

うん、汗かいちゃった。

なに作ってるの。

自家製経口補水液でも作ろうかと思って。
市販品の経口補水液って結構お値段するからね。
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安いスポーツドリンク買って来ればいいのに。
スポーツドリンクも経口補水液もあまり変わりないんじゃない?

スポーツドリンクと経口補水液では成分が違うよ。
エネルギー:25kcal、タンパク質:0g、脂質:0g、炭水化物:6.2g、食塩相当量:0.12g、カリウム:20mg、カルシウム:2mg、マグネシウム:0.6mg
エネルギー:10kcal、タンパク質:0g、脂質:0g、炭水化物:2.5g、食塩相当量:0.292g、カリウム:78mg、マグネシウム:2.4mg/リン:6.2mg、ブドウ糖:1.8g、塩素:177mg
一般的にスポーツドリンクは塩分が少なく糖分が多い。
経口補水液は塩分が多くて糖分が少ない。
糖分が多いせいでスポーツドリンクの飲み過ぎが問題となっていて「ペットボトル症候群」と呼ばれる高血糖症状(吐き気、腹痛など)を引き起こす場合がある。
逆に、経口補水液は塩分が多くて糖分が少ないので市販品は飲みやすくするためにいろいろな味がついていたりする。
このためカリウムが多かったりする。

どちらも飲みすぎは要注意なんだ。

そう、市販の経口補水液も飲みすぎは禁物。
特に、心臓の悪い人・高血圧・腎臓の悪い人・高カリウム血症といわれている人は医師の指示をきちんと聞いてスポーツドリンクも経口補水液も利用しないと危険だよ。

でも、水だけでも水分が体に吸収されにくかったり、「水中毒」ってのになるんでしょ?

そう、水分だけだと電解質(体の中の塩分とかカリウムとか)のバランスが崩れちゃうんだよね。

難しいとこだよね。
ところでOS-1はブドウ糖が入っているのはなぜ?

ブドウ糖は砂糖とかより水分を体に取り込む働きが強いんだって。
糖分が入ってないと、それはそれで、体の中に水分が入っていかないらしいよ。
簡単な経口補水液もどきの作り方
水 1リットル
砂糖(上白糖) 40g(大さじ4と1/2杯)
塩 3g(小さじ1/2杯)
お好みでレモン等の柑橘果汁(たくさん入れるとカリウムが多くなる)
これを全部混ぜるだけ。

経口補水液もどき
ただ、家で普段飲むときは水500mlで作って、それを倍に薄めて飲んでることが多い。
なので
砂糖(上白糖) 20g(大さじ2と1/3)
塩 1.5g(小さじ小さじ1/4)
外で汗をかいた時はそのまま飲むけど。
家ではレモンが無い時はお酢を一寸だけ混ぜてる。

砂糖の代わりにブドウ糖を使うときは砂糖の半分の量で作るのです。
ご注意
あくまで、手作りの補水液を飲んでいいのは健康な人。
意識がもうろうとしているとか、下痢してるとか、はいたりしている人には飲ませてはいけない。

というか、
意識がもうろうとしてる人とか、はいたりしてる人に
素人が安易に水とか飲ませるのは危険だよ。
窒息とかの危険もあるし。
自分が熱中症かなと思って意識がはっきりしているようなら、涼しいところへまず言って、できれば市販の経口補水液でも飲んで、それでも具合が良くならないなら即病院へ行くべきです。
自分以外の人なら、なおさら。

具合が悪ければ、まずは病院へ行って検査して的確な治療をしてもらうべきだと思います。

素人判断は危険だってことだよね。
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