引越ししてから2ヶ月、ダンボールコンポストで生ごみ処理をしている。
生ごみのにおいも出ないし、ごみだしの回数が少なくすんで今のところ順調。
「ダンボールコンポストって難しそう」「ダンボールコンポストって手間がかかる」「虫が出そう」「くさそう」と始める前は思っていたが、ダンボールコンポストで生ごみを処理するようになったらそんな心配はまったく無かった。
ダンボールコンポストってどんなもの?
ダンボールコンポストは酸素が好きな微生物(好気性)を利用した生ごみ処理の方法だ。
ダンボールは通気性がいいせいで酸素を好む微生物が繁殖するのに適している。
ダンボールコンポストの材料
- 「土」「籾殻」「落ち葉」「おがくず」「腐葉土」「ピートモス」「米ぬか」など
「腐葉土」や「ピートモス」と書いてある場合が多いけど、別に普通の庭土でもOKらしい。
要するに微生物が住みつけるものなら何でもいい。
「米ぬか」は微生物の働きを活性化させるために混ぜる。
これも無ければ無いで別にかまわない。 - ダンボール2から3個
- スコップ
- 網戸に虫コナーズ
- 梱包用のガムテープ
我が家の場合は初めてダンボールコンポストをはじめたので一応「腐葉土」を使っている。
ダンボールコンポストの作り方
1.ダンボールの中にダンボールを入れる。
2.ふたの部分は切り取るか立てて梱包用のテープで止める。
3.底に底と同じ大きさにきったダンボールを敷く。
4.四辺を梱包用のテープで止める。
5.8分目くらいまで腐葉土などを入れる。
6.ダンボールや新聞紙をダンボールのふた代わりにする。
おいらはめんどくさかったので新聞紙で覆ってゴムで固定している。
ついでに玄関において下にはキャスターつきの台を置いている。
ダンボールコンポスト以外のダンボールを台にしてもいいし、すのこの上においたりしてもいい。
要は、床には直接置かないようにして通気性をよくすること。
ダンボールコンポストの使い方
1.ダンボールコンポストの中に生ごみを入れる。
水は切らなくてもOK.
2.中の腐葉土などと混ぜる。
「1日1回から2回かき混ぜましょう」とかよく書いてあるが、毎日かき混ぜなくても大丈夫。
ごみを入れたときにかき混ぜる。
正直言って、穴を掘ってそこに生ごみを入れて、上から腐葉土などで覆うだけでも大丈夫なんじゃないかと思う。
温度が上がらなくてもある程度分解される
「ダンボールコンポストはうまく行くと温度が上がる。」
「50度くらいになる。」
とよく書いてあるのだが。
温度が上がらなくてもあまり神経質にならなくてもいいと思う。
おいらのダンボールコンポストは温度は上がらないが中身の量は3月半ばにはじめて以来増えていない。
毎日ごみを入れていて中身が増えていないということはちゃんとごみが分解されているということだと思う。
動物の骨以外の生ごみは何を入れても平気
「ダンボールコンポストにはたまねぎの皮や卵のから・魚や肉・腐ったものなどは入れないほうがいい」というのもよく書いてある。
でも、これもあまり神経質にならないほうがいい。
おいらは魚の骨も卵の殻もたまねぎの皮もカビの生えたものも入れている。
けど、卵のから以外は時間はかかるけど分解されている。
むしろ、魚の骨などは野菜くずなどより早く分解されてしまう。
卵の殻はなかなか分解されないがごみを入れるたびに混ぜているといつの間にか細かくなって行く。
要は動物の骨や貝殻などの化石になるようなもの以外は分解してくれるようだ。
塩分の強いものはやめておいたほうがいいかも知れないけど。
においもしません
ダンボールコンポストで生ごみ処理を始めて何が一番よかったかといえば「生ごみのにおいがしなくなったこと」。
生ごみってすぐにおいがする。
がダンボールコンポストに入れた生ごみは生ごみのにおいがしない。
腐った腐敗集がするものを入れても腐葉土などがにおいを吸収してくれるのか腐敗集はすぐ消えてしまう。
何日も匂いが残っているのは「オレンジの皮」。
オレンジのにおいがし続ける。
カブトムシのにおいがするという人もいるが、家のダンボールコンポストはほぼ無臭だ。
「生ごみのにおいがしないだけでもダンボールコンポストをはじめてよかった」と思っている。
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