近所の空き地の道路際に桑の木が1本。
ここいらは、養蚕が盛んだったらしく、あちらこちらに桑の木が生えてくる。
いつもは刈られてしまうことが多いのだが、今年は、かられずに茂っている。
桑の実が無数になっていて、おいしそうだったので取ってきた。
桑の実はおいしい
ちょこちゃん、桑の実を取ってきたの。
後で一緒に食べようね。
桑って、ちょこがかじり木にしている奴だよね。
桑の実って食べられるの？
桑の実はおいしいんだよ。
ちょこちゃんがかじり気にしている桑の枝は、庭の変なところに生えてきた桑をのこぎりで切ってきたものなのさ。
桑は、絹糸を作る蚕の主食。
地域によっては養蚕が盛んな頃は、あちらこちらに植えられていた。
割とあちこちに桑の木が生えている
桑の木
クワ科クワ属、別名カイバ・マルベリー。
クワの花言葉は、「知恵」。
実は初めは赤いが熟すと黒紫色になる。
食べごろのクワの実は黒い
初夏、梅雨のころに熟すことが多いので、食べる機会を逃してしまうが、黒紫色になった桑の実は甘くておいしい。
桑の実はとても柔らかいので、取っている最中でも手が紫色になってしまう。
桑の実は柔らかくて、すぐつぶれてしまうから、スーパーなんかには売っていないんだ。
食べると、口の中も紫色になる。
ジャムなどにしてもおいしい。
実の色からもわかるようにアントシアニンをはじめとする、ポリフェノールが豊富。
四季なりのクワもあるみたいだよ。
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授粉樹も必要ないみたい。一本で実がなるんだって。
珍しいねえ。
桑の木は雌雄異株が多いから、雄株が無いと実がつかないんものが多いんだけどね。
たまに、雌雄同株の品種があるんだよね。
雌雄異株の品種でも、接ぎ木すると1本でも実がなるって聞いたよ。
買うんなら、接ぎ木苗か雌雄同株の品種がいいよね。
葉に班が入っている桑も見つけちゃった。
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これもまた珍しい…。
桑の葉も食べられる
桑の葉は春の若芽や、若葉は、天ぷらや掻き揚げ・おひたしや和え物、汁の実、塩味をつけて炊いた米飯に混ぜたクワ飯とかいろいろな料理にできる。
てんぷらはしたことがあるんだけど、クワ飯というのは来年の春つくって食べてみたいよね。
桑の葉を乾燥したクワ茶というのも聞いたことがあるよね。
便秘改善、肝機能強化、脂肪の抑制、糖尿病予防なんかの効果があるんだって。
育ててみたらいいのに。
庭の変なところに生えてるんだけど、よそ様んちの道路の邪魔になってるんだ。
春に毎年のこぎりで切ってるんだけど。
あんなところに生えてなければ大歓迎なんだけどね。
掘り起こすのも、根が張っていて大変そうだし。
実はなるんだけど。
挿し木して鉢植えにしたら？
桑の木につく害虫
桑の木は蚕の好物だけあって、蛾の幼虫の好物。
といっても、ここいら当たりではあまり食害が無いみたい。
野生化した桑は殺虫剤をまいてもらっているわけではないだろうに。
むしろ庭木の桜なんかに毛虫が集まってる感じ。
薬剤はベニカＸスプレー、オルトランＣなどが効く。
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