ある時、ノビル系デンドロビウムを眺めていたら、茎(バルブ)のところに水滴のようなものがついていた。
その後よく見ていたら、カトレアも同じように水滴のようなものを付けていることがあることに気が付いた。
なめてみたら、甘い味がした。
これって、蜜だよね。
ノビル系デンドロビウムのバルブから蜜が出ていた

ちょこちゃん、ノビル系デンドロビウムのバブルに水滴みたいなのがついてるんだけど。

植物の吸い上げた水分が外に出てるんじゃないの?
他の観葉植物でも葉の先に水滴がついていることがあるよね。

でも、なめたら甘かったんだよね。

ノビル系デンドロビウムのバブルに水滴みたいなのがついてる

甘いってことは蜜だよね。

そうだろうけど、何のために茎(バルブ)から蜜なんか出すの?
お花なら受粉のためってことあるだろうけど。
よく見たら、カトレアとかも茎(バルブ)から蜜が出てるよ。
どういうこと?
もしかして病気かな?

去年もおととしも同じ水滴がついていたけど元気に咲いていたから、病気ではないと思うよ。
蘭の花は蜜を作らない
普通、植物は花の中に蜜を作る。
これは、昆虫を蜜で引き寄せて、受粉を手伝ってもらうため。
ランの中には、花の中に蜜を作らない種類が多いらしい。
が、受粉は昆虫を媒体にする。
どういうことかというと、「蜜があると勘違いした昆虫に花粉を運んでもらう」という方法を取るらしい。

蘭ってさ、花の一部分が筒状になってるでしょ。
そこに、蜜があると勘違いした昆虫が入り込んで、狭い筒の中で昆虫が動くことで受粉してるらしいよ。
昆虫がいないと、自家受粉することもあるらしい。

花弁の一部が筒状になっている

よくできてるよね。

うーん、巧妙な詐欺師のような手口…。
でも、じゃあなんで茎(バルブ)から蜜が出てるんだろ。
蘭は害虫から守るために茎(バルブ)から蜜だす

ランの茎(バルブ)についている蜜は、甘い蜜で蟻を引き寄せて、ありに害虫から守ってもらうためという説が有力らしい。

ありにボディガードをしてもらう報酬が、茎(バルブ)から出る蜜ってことなのね。
植物の溢泌液の主体は導管液ですが、溢泌にいたるまでの間に周辺の細胞からたくさんの化合物が送り込まれ、その組成は植物の種類や環境条件によってちがってくるものです。ラン特に熱帯ランの多くは花粉を運んでくれる昆虫に報酬としての蜜を出さず、花の色や形で昆虫を惹くきつける戦略をとっているようです。そのため、溢泌液が蜜と思えるほど糖を含んでいるのは面白いことだと思います。病原菌を媒介する昆虫類から守るため蟻などを惹きつけるのかもしれません。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1771

胡蝶蘭も葉や茎から蜜を出すんだって。

胡蝶蘭が蜜を出すのは見たことないなあ。
胡蝶蘭の蜜には馴染みがないと思うので、そんな心配が生まれてくるかも知れませんが、結論から言うと特に問題はありません。
蜜を出す理由は、アリを呼び寄せることにより、アリを嫌う昆虫から自分の身を守る為といわれています。
なので、アリを呼び寄せてしまったり、葉や茎がベトベトになるのが嫌な場合には、濡らした布等で優しく拭き取ってあげてください。
胡蝶蘭の蜜 会社案内 胡蝶蘭園.com皆さん、胡蝶蘭の蜜を見たことはありますか? 実は、胡蝶蘭も甘い蜜を出すことがあるんです。

茎(バルブ)から出る蜜は蘭の巧妙な生存戦略なんだね。

そういえば、蘭って、「植物としてはだいぶ後から出てきた」って聞いたことがある。
他の植物がすでにいっぱい繁殖している地球上で、「後発組が生き残ろためにいろいろと工夫した結果」が茎(バルブ)の蜜だったり、受粉方法だったりするのかなあ。


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